もくの木ブログ

2019.07.28

📖「もくの木」だより

📖「厄払い」なぁに?
東洋医学の教科書ともいえる文献『黄帝内経(こうていだいけい)(AD200年〜200年に編成)』には、「女性は7の倍数」「男性は8の倍数」の年齢の時に節目を迎え、体に変化が訪れるという記述があります。前記の「陰陽五行説」の考えからですが、女性は19歳、33歳、37歳、男性は25歳、42歳、61歳、とされています。厄年、厄年前後の年齢では、体の変調に気をつけましょうと言うことです。

厄祓(やくばら)いを神社やお寺でやっているので、「厄年は宗教的なもの」と思いがちですけど、仏教の教えや神道の考えに、厄年っていう概念は無いようです。

厄年の方もそうでない方もご自愛されてくださいね。

📷「写」だより

鍼灸院入り口にある水鉢、ハスの花が咲きました。

金魚も元気よく泳いでいます。

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2019.07.10

📖「もくの木」だより

今年の夏の「土用」は、土用入り:2019年7月20日(土)土用明け:2019年8月7日(水)となります。

東洋医学では「陰陽五行説」という五つの要素で世界ができていると考えられてます。五行は木・火・土・金・水の5つでできてます。

季節を春( 木 )・夏( 火 )・秋( 金 )・冬( 水 )に当てはめ、残った「 土 」を季節の変わり目に当てはめました。

360日を春夏秋冬の四季に仕切ると一季が90日になります。その季節の終わり18日間を土用と言い、各季節は90日ー18日で72日となり、土用も4つ合わせると18日×4で72日となります。

中でも夏の土用を「長夏」とも言い、最も暑くなり湿気も多く体力も消耗するので格別扱いされています。

また東洋医学では、春は肝、夏は心、秋は肺、冬は腎、季節の変わり目は脾というように臓器にもその五行を当てはめます。

そのため、春は肝に負担が掛かってイライラしやすく、夏は心を乱して落ち込みやすく、秋は肺を痛めて呼吸器系の症状が出やすく、冬はエネルギー源でもある腎が不調をきたしやすくてギックリ腰やめまいが出やすいと言われています。

そして「 季節の変わり目 」は、脾臓を含めた胃や腸に負担が掛かり、消化吸収機能が落ちると言われています。

だからその消化吸収機能が落ちるタイミングで、それを補う「 鰻 」を食べるという養生法が江戸時代から有名になっています。

何にしろ、暑く湿気の多い長夏を乗り切るためにも、皆さん、養生されてください。